Home > 団体概要

団体概要

CrossBordersは、世界各国へのスタディツアーを通じて、
国際理解教育、キャリア教育を実施している非営利団体です。

団体名 CrossBorders
ミッション 高校生・大学生に対し,異なる文化や多様な価値観に触れる機会,各分野の専門家として働く人々との交流の機会を創りだすことで,将来の指針となる原体験や憧れの異年齢との出会いを提供し,もってそれぞれの主体的な学びへの意欲を喚起し,周囲のロールモデルとなる人材を育てる。
設立年月日 2010年2月
※従来,東京大学「環境三四郎」にて実施してきたスタディツアー事業を分離独立。
所在地 東京都世田谷区梅丘(小田急線梅ヶ丘駅徒歩8分)
事業内容 ・スタディツアー事業
・ワークショップ事業
代表 桐生 朋文 (きりゅう ともふみ)
————————————————–
1983年生まれ。新潟県出身。東京大学農学部卒業。大学在学時よりアジア各国でスタディツアー、ワークキャンプに参加し、開発教育協会などで国際理解教育を実施。2005年に特定非営利活動法人S.T.E.P.22第3期奨学生(現理事)として助成を受けてタイ・スタディツアーを企画。
2011年1月~2013年1月まで青年海外協力隊としてアフリカのザンビアに赴任。
———————————————————————————————————————————–

設立趣旨

若者に,世界が広がる喜びと、想いのつながる感動を。

 近年、世界各地で貧困や紛争などの課題が山積している一方で、日本における若者の内向きの性向が指定されています。日本が過度に住みやすくなった結果、諸外国や他の地域における文化や価値観、世界の諸問題に対する興味が薄くなり、多様性を受容する流れとは反対の方向へ社会が向かっているのではないかと感じさせられます。

日本の学校に目を向けると、多くの高校生・大学生は学校という閉じられた社会の中で、限られた友人関係しか持っていません。高校時代は受験勉強や部活に追われ、大学に入学しても明確な目的が見つけられず、多様な経験を積み、「何のために学ぶのか」「何のために働くのか」を考える機会が十分に与えられているとは言い難い状況です。また、自分を取り巻く社会の問題やコミュニティの存在を意識する機会も少なく、「将来」や「夢」を語り合うことさえ恥ずかしい・必要の無い事のように思えてしまいます。

 私は考えます。彼らに必要なのは、それまでの常識や価値観を覆すようなリアルな原体験ではないでしょうか。将来や夢、世界を一緒に語れる同世代の若者の存在ではないでしょうか。憧れを抱ける異年齢との出会いではないでしょうか。そして、自分の関心や問題意識、将来を本気で考えてみるための非日常の場ではないでしょうか。

 親や先生ではなく、近しい年齢だからこそ等身大で語れることがあります。普段の学校生活とは異なる人間関係の中でこそ気付く視点があります。離れてみることで客観視できる自分の日常があります。そして、教科書やテレビではなく、体験して初めて心動かされるような感動があります。目で見て初めて気付く世界や地域の現実があります。

 こうした経験・非日常の場こそが、将来の行動への原体験となります。自分たちとは言葉も文化も歴史も違い、異なる常識や価値観のもとで暮らす「他者」の存在に気付くことは、異質な存在に対する寛容性を養い、自己理解にもつながります。こうした経験を積んだ人が増えることは、国際社会においてはもちろん、日本国内においても多様性を許容できる社会を構築するために不可欠であると考えます。

 では、そんな経験ができる場を創るにはどうしたらよいか。

 私の考える一つの有効な手段が”「旅」と「対話」を通じた新しい学びの場”です。

 学校や学年の枠を超えて集まった若者が一つのチームとして、「旅」という非日常空間の中で共同生活をしながら様々なプログラムを行う。多様な歴史や文化、暮らしを体感しながら、この目で世界や地域の現状を見て、そこで働く人々に出会い、自分たちの進むべき道を、参加者や現地の人々とともに「対話」を通して考える。感動で心を揺さぶられるような経験、みんなと一緒に大笑いする経験、ショックを受けたり本当の豊かさとは何かを考えたりする経験を共有する。

 そんな「旅」×「対話」による体験交流型プログラムを、私は「スタディツアー」と呼んでいます。

 昨今,大手旅行会社が「海外ボランティアツアー」の看板を掲げて国際協力NGO等を訪問するツアーを実施していますが,一般的な観光旅行の一部に短時間のNGO見学が加わっただけの商業的なツアーも少なくないのが実情です。

 そうではなくて,もっと参加者一人一人に対してメッセージ性のある,非効率でも構わないから丁寧に時間と心をこめて,各地で働く人々の想いがしっかりと届くような,参加者同士の一生の宝ものになるような学びの場を創っていきたいと考えました。

 そして、こうした「スタディツアー」に参加した人たちが見たこと、感じたことを、より多くの日本の若者に届けていくことで、自分の日常とは異なる「世界」に目を向け、行動に移せる若者が一人でも増えて欲しいと願っています。そんなサイクルを作りたいとの想いをこめて,CrossBordersを設立しました。

2010年2月吉日

桐生 朋文

スタディツアーの参加により期待される効果

学校の中だけで学生生活を送っていると,自分を中心とした人間関係の中にいるのは、同質性の高い友人が中心となります。他校や社会人、さらにはそれを取り巻く地域コミュニティーや社会などは、なかなか自覚することはできません。

海外において異文化体験をすると、必ず聞かれるのが自分の生まれた環境や日本のことです。「今の日本の経済や政治はどうなっているのか」「なぜ日本は豊かなのか」「あなたはなぜ学校に行っているのか」「あなた自身の意見はどうか」といった事です。ここに至って、学生はいきなり、「日本という国に生まれ育ち、地域性を持った個人としての自分」の輪郭に気付きます。そして、多くの場合、その自分の生まれ育った国や地域についてほとんど何も知らないことに思い至ります。そして、自分がどのような文化や歴史を背景として生まれ育ったのかを知りたくなり、関連する諸学科や外国語を学びたくなります。

さらに、日本に生まれ育ち「当たり前」だと思っていたことのほとんど全てが、実は世界の多くの地域では「当たり前」では無いことに気付かされます。医療や教育などの生活水準、生や死に対する考え方、自らの進路を考える際の選択肢の多さ。身の回りに溢れていたあらゆる「常識」を客観的に見つめ直す機会となります。このことは特に,日本とは文化も経済情勢も異なる「途上国」でこそ顕著になると考えます。

また,異なる学校や異なる年齢の人々との対話を繰り返すことによって,人間関係形成能力(自他の理解能力とコミュニケーション能力)が養われます。ツアー期間中は様々な場所を訪問し,多くの方々にお話を伺います。感動する出来事もあれば,厳しい状況に置かれた人々と向き合うこともあります。そして,そうした人々のために全力を懸けて働いている人々に出会うこととなります。

なぜ世界には豊かな国と貧しい国があるのか?自分たちのすべきことは何か?そうした答えの無い問いに対し、近しい世代の人々と日本を離れて徹底的に対話を繰り返すことは,国際理解につながるだけでなく,自分自身の価値観の尺度をつくることにもなります。

Home > 団体概要

RSS[_[ōwǂ [ōwǂ cCb^[ŃtH[

Return to page top