- 2010-10-14 (木) 1:05
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2010年9月16日~17日の二日間、
代表桐生とラオス・スタディツアー参加者を含むメンバーで、
都内小学校の6年生クラスに出張授業を行ってきました。
今回の授業テーマは、
「大切にしたいもの」って何だろう?
ラオス・スタディツアー終了後、初の出張授業でした。
授業を行ったのは、CrossBordersのメンバーに加え、
開発教育協会ユースチームのメンバーも含め、計5名です。
日本の小学生には予め自分が「大切にしたいもの」を挙げておいてもらい、
ツアー期間中に現地の子どもたちに描いてもらった「大切にしたいもの」と比べて、
気付いたことを考え、お互いの意見を話し合いました。
そこから、共通する価値観や異なる価値観、その背景などを考えてみました。
先ずは、ラオスってどんな国か紹介しました。
「名前だけなら聞いたことがあるけれど…」という子どもたちがほとんどだったので、
現地から持ってきた生活用品や写真には、興味津々の様子。
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| ラオスってどこにあるか知ってる? | これな~んだ?(答えはご飯を入れる容器) |
日本の小学生に挙げてもらった「大切にしたいもの」は、
目に見えるもの、見えないもの、お金で買えるもの、買えないもの、など
多くの観点から分類することが出来ました。
「友達」、「お金」、「命」、などに加えて、
中には「努力する心」、「師匠」など色々な意見が出されました。
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| 沢山の「大切にしたいもの」があがりました | ワークシート記入中 |
ラオスの子どもたちに描いてもらった「大切にしたいもの」と現地学校の写真を配布し、
日本と比較して気付くことをグループで話し合いました。
ラオスの子どもたちが描いた「大切にしたいもの」には、
国花であるチャンパーの花や、家族、学校、友達、食料などが挙げられていました。
「どうして花が大切なんだろう?」
「家族や友達が大切なのは日本と一緒だね」
「携帯電話を持っているのが意外。でも、大切なものには入ってない。」
「学校は行きたくない場所ってイメージがあったのに、何で楽しみなんだろう?」
「ラオスでは、お金がなくても手に入るものが多い。」
等々、様々な意見が出てきました
その後、ツアー参加者である重野が、
国花チャンパーの花を歌った歌詞を紹介しながら、
実際にラオスを訪れて感じた生の声を話しました。
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| スタディ・ツアーで感じたことを伝えます |
「確かにラオスは経済的には日本より豊かではない。
でも、身の回りのものを工夫して楽しく遊ぶ姿は日本の子どもたちと一緒。
お金があるかないかと、その国の人たちが幸せかどうかとは
必ずしも一致しないのではないかと感じた。」
そんな重野からのメッセージを、
日本の子どもたちは真剣に聞いていました。
授業の感想の一部をご紹介します。
「今までの授業は『世界にはこんなに貧しい国があるから、日本に生まれたことに感謝しましょう』とかいうものだったのに、今回は『貧しい国の子どもたちも楽しく暮らしている』という内容だったので新鮮だった。私は、どこでも子どもは楽しく生きるすべを探しているのだと思った。」(6年生女子)
「僕たち日本人は、毎朝学校に行くのめんどくせーと言うけど、ラオスの子どもたちはまたみんなに会えると学校を大切にしているんだと思いました。」(6年生男子)
日本の子どもたちにとっては
「途上国=貧しくて可哀そうな国」というイメージが強かったようで、
「お金」や「衣類」などがラオスの子どもたちから「大切にしたいもの」として
ほとんど挙がっていなかったことに対して、
意外だったという印象を受けた生徒が多かったようです。
+ + + + +
CrossBordersのミッションは、
「旅」と「対話」を通じた新しい学びの場としての
オリジナル・スタディツアーを提供するとともに、
そこでの参加者の生の学びの声を、日本の教育現場に還元することで
「世界」への興味を喚起することです。
今回は小学校での出張授業ということもあり、
彼らが実際に海外へ渡航できるのはもう少し先の話かもしれませんが、
今回授業を通じて、先進国と途上国という単純な比較ではなく、
それぞれの国の持つ文化や価値観の多様性を尊重する姿勢が
少しでも育まれればいいなと感じました。
(文責:桐生朋文)




